748:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/13(日) 12:17:38.63 ID:JIHgNcJN0
村人「お?」
かこん、と、木の仕組みが動く音がした。
丁度手を着いた場所がそうだ。
少女「? 今の音は?」
村人「なんかこれ傾くぞ……おっ、冷たい水が少し出てきた」
少女「ならそれが仕掛けかも」
村人「なるほどな……じゃあこれを思いっきり傾ければ、水で程良い湯になるってわけか……おらよっと」
木の何かを強く押してみる。
すると、茹だった頭を正気に戻す冷水が一気に流れ込んできた。
村人「お……おおおお!こりゃいい!丁度いいぜ!」
少女「……すごくうれしそうね」
村人「あー、最高だわ……脚伸ばせる風呂なんて何年振りだろ……」
少女「……」
溢れ出る水の隣に腰を落として深く一息。
こんな気分が味わえるなら、旅をするのも悪くはないと思えた。
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