756:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/21(月) 18:23:42.80 ID:JIlU0Nh90
少女(あっつい……入りすぎた)
背中から湯気を立たせながら脱衣所へと戻った少女は、思いのほか熱かった湯加減に足をふらつかせながらも着替えを始めた。
体を大雑把に拭き、入湯所の入り口を横目に手早く服を着てゆく。
髪などは乱暴に拭い、水分を取るだけである。
少女(髪留め、髪留め……あった)
少女「……」
昔に母が似合うと褒めてくれた赤いリボン。
思い出の品を眺めていると、彼女は自然と自分の過去を振り返っていた。
少女(友達か……意識したことがなかった)
少女(友達も親友も、悪友もいないな)
少女(けど必要とは思わない……今までも必要なかったもの)
少女(……これからも?)
少女「……」
少女(……考えるだけ無駄なことだわ)
少女(彼には友達がいる、私にはいない、それだけ)
少女(……渡り歩く傭兵に、友達は必要ない)
少女「早く部屋に戻ろう、なんだか……眠い」
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