99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/01/28(土) 22:40:24.79 ID:AEcDPjRi0
村人「蜂、蜂、蜂……」
森の中から警戒色を探すのは楽だ。辛いのは森が広いという事だ。
縄張り意識を強めている巨大な虫ほど探しやすい生き物もそうはいないだろうが、俺はそこまで赴くのにも嫌気が差す。
村人「さすがに上の林道よりかは道はしっかりしてるが…」
下り道を歩けば歩くほどに、帰り道は思いやられる。
出てくるのであればすぐに大挙して襲いかかって来て欲しいくらいだ。
村人「この道のどこかに、蜂の大群が巣を作っている…と」
蜂…監視の蜂。ただの蜂ならば村も観光客も気にしなかっただろうが、生憎と繁栄しているらしいそいつらは、魔獣の一種だ。
奴らは翅に目玉を持っている。視力だけはどんな虫より良い連中だ。
なによりもその大型さ。翅を広げた全長は、ウサギほどにもデカい。
繁殖期にはコロニーを守るために広域に監視の目を光らせ、異常があれば襲いかかる厄介な性質を持つ。
村人(だから、こうやって剣を振り回しつつ大股で道を歩いていれば…)ブンッブンッ
――ガサ
蜂「…!」ブブブブブ
土が舞い上がりそうなほどの風圧を帯びた蜂が、草かげから現れた。
目立ち過ぎた愚かなイレギュラーを排除しに来たのだ。
村人「へっ…お出ましだな」
ブブブブブブブブ・・・
翅同士が衝突しないように適度な間隔を保ち隊列を組む蜂の群れ。数はかなりいる。
何にせよ、早く出てきてくれて助かった。総戦力は望むところだ。
村人「面倒事は、さっさと終わらせるに限るぜ」チャキ
蜂「・・・!」ブブブブブブ
村人「いくぜ…甘露煮にしてやる!」
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