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2011/08/29(月) 11:58:17.14 ID:V5BGlZ2DO
 「いやだなあ、私の顔をお忘れですか?」ニコニコ 
  
 姫「お、お久しぶりです公子。して、勇者様は何処に……」 
  
 公子「全く冗談がお好きで。私とのあの戦いの日々をお忘れで?」グイッ 
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2011/08/29(月) 12:02:12.00 ID:V5BGlZ2DO
 女官「ねぇねぇ、勇者様が王女を抱きしめてる〜」キャーッ 
  
 女官2「あれじゃ、王子も形無しよね〜」ウンウン 
  
 姫「あ、あの、これは一体……」 
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2011/08/29(月) 12:06:53.74 ID:V5BGlZ2DO
 王子「この方は私の妻となる方だ。幾ら救世の英雄とは言え無礼が過ぎるのでは?」ズイッ 
  
 公子「これは失礼を。しかし、水は何時までも同じところに留まるとは限りませんよ?」ニコッ 
  
 王子「ふんっ」 
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2011/08/29(月) 12:14:52.24 ID:V5BGlZ2DO
 ―――――――― 
  
  
 姫「父上、少しよろしいですか?」 
  
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/29(月) 12:19:49.82 ID:V5BGlZ2DO
 姫「……父上」 
  
 王「……何だ」ブスッ 
  
 姫「何故、勇者様の替え玉などを……」ブルブル 
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2011/08/29(月) 12:24:14.81 ID:V5BGlZ2DO
 王「……姫よ。あの男は民草がどう言おうと下僕は下僕なのだ。第一、勇者が貧民では恰好がつかないではないか?」 
  
 姫「勇者様に向かってなんて言い方を!!」 
  
  
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/29(月) 12:26:51.88 ID:V5BGlZ2DO
 姫「……失礼します」 
 スタスタスタ 
  
 ザワザワ…… 
  
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/29(月) 12:33:08.28 ID:V5BGlZ2DO
 ――――― 
  
 侍女「王女」トントン 
  
 姫「……今は旅の疲れで気分がすぐれないのです」 
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/29(月) 12:37:57.04 ID:V5BGlZ2DO
 姫「皆さん納得しています!町の人も、国境の兵士のみんなも魔王に魔族だって!!」 
  
 侍女「しかし、王や貴族は認めないでしょう」 
  
  
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/29(月) 13:15:30.94 ID:V5BGlZ2DO
 侍女「王女ももう少し大人になってものを―――」 
  
  
 姫「結構よ!!」 
  
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/29(月) 13:19:55.73 ID:V5BGlZ2DO
 ―――――その後、私は王子と結婚した。 
  
 結果、国は安定し魔族の国へと度々出兵した。 
  
 また、女僧侶はと言うと、結局副司祭とは別れ大司教の愛人の一人として暮らしてるらしい。 
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