過去ログ - ミカサ「いやぁ、エレン……っ、殺してやる、殺してやるわ!」
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◆tt4XjKq/KE
[sage]
2011/08/29(月) 19:41:41.87 ID:5hHITQE30
「っ!!」
反応できなかった。
何とか致命傷は避けたが、右腕をかなり切られた。
腕は潰れてはいないが、激しい痛みが動きを制限する。
もうかなりの戦闘力を殺がれた。
続く攻撃を避けるのだけでせいいっぱいになり守勢に立った。
反撃の糸口がない。
十数合で、ミカサの進撃は止まった。
こっちははやすでに汗だくになっているのに、リヴァイの奴は息一つ乱していない。
甘かった。完全に自分の読み違いだ。
なんで?
私はエレンを守るため、何者にも負けないはずじゃなかったの?
エレンのお母さんにそう約束したじゃない?
でも、もうわかってしまっている。
私はこいつには勝てそうにないって……。
悔しさに目が回りそうになる。
そうしてエレンの愛しい顔を胸に想って、一瞬隙が生まれた。
息が詰まった。
リヴァイの膝が鳩尾にめり込んでいた。
「かはぁ……うぐ、げほぉっ!!」
最強のはずのミカサは地に膝を吐いて鳩尾をかかえむせ返っている。その首筋に冷たい刃が押し当てられた。
「残念だなお嬢ちゃん。俺と闘るには、まだまだ早かったようだ」
「そこまでだ!!」
眼鏡の三白眼女が駆けつけてきた。
街角から、今までどこに隠れていたか分からないような人数の兵士が飛び出てくる。
「お怪我はありませんか、大臣!」
「え……?」
ミカサは血を吐きながら、顔を上げた。
「リコさん……だって、あなた……ここにリヴァイが、え、地下街の変態だ、って……」
「このガキ、とち狂いやがってぇ!!」
リコは困惑のミカサを蹴り上げる。
「がはぁ!!」
「この方たちはな、王政府の中央から視察にいらっしゃった大臣さまがただ。リヴァイ兵長が護衛についてたんだよ!!」
馬乗りになってミカサをボコボコに殴りながらリコがわめき散らした。
その顔がだんだんにやけてくる。
大臣たちは恐怖にひきつった顔でミカサを見下ろしてわめき散らした。
「我々の暗殺をもくろむとは……どこの過激派だ」
「この新兵はこの場で処刑しろ。我々が許可する!」
リコは刃を抜いた。
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