過去ログ - ミカサ「いやぁ、エレン……っ、殺してやる、殺してやるわ!」
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9: ◆tt4XjKq/KE[sage]
2011/09/10(土) 21:44:26.18 ID:50IlwsF+0
ミカサの怪我は回復しなかった。

慢性的に微熱があり、倦怠が続き、食事も喉を通らなかった。

もともと表情の変化の乏しい少女だったが、笑わなくなった。

ミカサの生命は弱まりずっと陰を深めたと言ってよい。

一方で、眉毛に艶がでて、急に体が丸みを帯び、濃厚な匂いを立ち込めさせる女になった。

明らかに夜毎加えられるリヴァイの愛撫によるものだった。

今や兵舎ですれ違うたび、男性兵士は露骨な視線をミカサに浴びせるようになる。

オルオなど数人は公然と性的ないやがらせを加えて来た。

すぐに感づいたが、ぺトラが裏で嗾けているのだった。

以前からミカサを知っている兵士はあきらかに軽蔑した目で自分を見、鼻で笑う。

何よりエレンを知る同期に会うのがつらかった。


だが、ミカサの命が枯れていくにつれ、その花の部分は反比例して潤っていくのである。

滲むような痺れが常にミカサを満たし、意識を揺さぶってゆく。

ミカサからあからさまに求めたことなど一度もない。

それが最後の意地だった。

リヴァイは人形でも扱うようにミカサの体を扱った。

だが嬲り方だけは執拗なまでに濃厚だった。

そうするほどミカサの内面でリヴァイへの殺意とエレンへの罪悪感が自分の体の反応と葛藤し、ミカサの精神が狂っていくことを知っているのだ。

地下街で愚連隊として若い日を過ごしたリヴァイの熟練した技に、いかに強くとも、ミカサはこの面ではただの小娘だ。

毎夜気が狂ったかのようにのたうち、喘いだ。

そして事が終ると死んだように眠った。

そうでもなければ不眠症で衰弱するばかりのミカサはようやく、少しずつだが体力を回復させていく。

食事も無理矢理口に詰め込んだ。


体力が回復すると、リヴァイは毎日気絶するまでミカサをしごいた。

調査兵団は次の壁外調査のため出撃準備に大わらわである。

リヴァイはミカサの訓練にすべての時間を注いだ。

エルヴィン団長には説明し了解を取ってある。相変わらずだと思ったが、この件はリヴァイに一任した。

リヴァイが訓練の模擬刀を使うに対してミカサは真剣を用いる。

それで本気で[ピーーー]つもりでリヴァイに襲いかかるのである。

自分のすべてをなげうち刺し違えてでもリヴァイを[ピーーー]つもりでミカサはぶつかり、毎日ずたぼろに打ちのめされた。

そして夜はこの男の胸の下で喘ぎに喘いだ。

憎悪と狂気を心が壊れる寸前まで充填して、そしてそのエネルギーをリヴァイとの戦闘に全て吐きだしぶつけていた。

果たして、ミカサはリヴァイの予測を遥かに超える速さで強さを益していった。


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