388: ◆2xFHcewyfU[saga]
2011/12/07(水) 20:22:17.05 ID:FH6PrLFdo
そんなこと、まっひらだ!
ぼくは駆け出した。少しでも知っている道に出ないかと期待を込めつつ。
走る。走る。走る。
転ぶ。血が滴る。でも走るのをやめない。
だが、どこまで走れど、見知った道などない。
当たり前だ、見知らぬ町なのだから。
それでも、走るのをやめない。やめてはいけない。
引き返さなかった。引き返したくなかった。引き返せなかった。
膝が崩れそうになる。転ぶ。
でも、ぼくは走るのを、やめてはいけない。
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