過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
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102:ツェペリ ◆G2/Yj5eh5U[saga]
2011/09/13(火) 20:22:22.48 ID:62l3dY/O0


その時だった。

フワッと、瞬時に肩に毛布がかかると同時に焚き火に薪が静かに正確に投げ込まれた。

「ひっ…!!」

息が変な音を出して吐かれた。

バッ! と彼女は上を見る。


「……静かにしろ、フィーアが目を覚ます」


4mの高さがあるテントの上に、赤髪の男が座っていた。

焚き火の灯りによってゴールドに見える男の瞳は静かに黒髪の女を見る。

そして、赤髪の男の手が後ろへ伸ばされた。


「フィーアが用意した物だ…食べるといい」

「ぁ……はい」

妙な調子のせいか思わず女は敬語になりながら、目の前に出された紙皿を受け取った。




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