過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
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129:ツェペリ ◆G2/Yj5eh5U[saga]
2011/09/15(木) 21:27:16.95 ID:QTHkR7RO0
  
  
 彼が持つ自動狙撃ライフルは、エクトが開発した武器だった。 
  
 目標を捉え、『自動固定照準』システムを起動すれば『タンク級ユニット』の精密射撃が行える代物だ。 
  
 男は今までこのライフルで村の脅威に鳴り得る者達を葬って来た、男の仲間達もだ。 
  
  
 ガチッガチッ と引き金を何度も引き、 バキュッ と消音された銃声が何度も鳴る。 
  
 そして銃弾はあらゆる隙間を縫い、『栗毛色の髪の少女』へと突き刺さる。 
  
  
 筈なのに、間違いなく死ぬ筈なのに。 
  
 たとえ間に赤髪の男が入っても超威力のライフル弾が貫通する筈なのに。 
  
  
  
 ━━━━━━赤髪の男は瞬時に少女の盾になり、ライフル弾を浴びているのに。 
  
 ━━━━━━死なないのだ。 
  
  
  
  
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