過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
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149:ツェペリ ◆G2/Yj5eh5U[saga]
2011/09/20(火) 16:55:40.25 ID:KVM6jhUv0


ギチギチィッ という音が響き、両者の銃が僅かに擦れる度に火花が散る。

その光景だけでも充分恐ろしいが、もっと恐ろしいのは2人の戦闘力だった。


老人のマントの隙間から垣間見える腕は凄まじい筋肉が膨れ上がり、服が今にも破れそうな程だ。

対するクロも、老人程の筋肉は無いにも拘わらず怪力で圧倒していた。

老人は鼻で小さく笑った。


「良い腕だ、瞬時にショットガンの銃口を刺突するように突き出すとは面白い戦法だな」


ギギィッ と再び火花が散る。


「……明日の正午、俺の後ろにいる女を護衛して貰う」

「断ると言った筈だがな?」

「人間の老いを侮るのはやめた方が良い、アンタはあと3分以内に死ぬぞ」


両者の眼光は依然として揺るがない。





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