過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
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246:ツェペリ ◆G2/Yj5eh5U[saga]
2011/10/20(木) 19:26:05.48 ID:DNfpLkZQ0
「……また、また全滅だと……!!」
ドガッ!! と中年の男、ホアキン・ジェラルドが机に拳を叩きつけた。
その憤怒に彩られた声音に報告書の束を持った青年が後退りした。
「……『あの男』がシルバの手先なのは分かっていた、だが、だが…!!」
額から汗を滲ませると同時に、青い筋が浮かび上がる。
「何なんだあの化け物は……!!? 私が『五年』かけて作り上げたエクト村が誇る狙撃部隊、奇襲部隊を全滅だと!!」
2日前に村の入り口で会った赤髪の男に、栗毛色の髪の少女2人をホアキンは思い出した。
あの時からホアキンは感じていたのだ、『シルバ殺害』に向かわせた部下が死んだ報告の直後に現れた2人。
その『どちらかの異常な圧力』を感じていたのだ。
ホアキンは報告書の束を持つ青年に怒鳴る。
「ここまで順調に来れば後は想像がつく!! あの女は『チップ』を狙う筈だ、直ぐに部下を配置しろ!!」
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