過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
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297:ツェペリ ◆G2/Yj5eh5U[saga]
2011/10/27(木) 18:42:12.14 ID:J7ZPP00U0


━━━━━━ 『敵は3名、1人は薬品によるドーピングが可能』

━━━━━━ 『また、最重要殲滅ターゲットは拳銃を所持している可能性が高い』

━━━━━━ 『赤外線金属探知センサーの演算結果では支給された防弾は無効されるとのこと、注意せよ』



……赤い警告ランプが狭い地下通路を満たす中、12名の追撃用に雇われた傭兵達がオペレーターの言葉を記憶していた。

一字一句、例え短い指示であっても、オペレーターの声音でどれだけの戦力かを思考する。

ハンターという職業とは違う、『対人』のプロだからこその準備だった。


「…ここからは先にターゲットを撃破した者勝ちだ、だが同士撃ちはするなよ」


先頭に立つ日本刀らしき刃物を背負った傭兵が言った。

それを静かに頷いた他の傭兵は続けて、

「なら急ぐぞ、敵は追い詰められている…時間を与えては反撃される可能性がある」





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