過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
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350:ツェペリ ◆WslPJpzlnU[sagasage]
2011/12/26(月) 23:31:18.84 ID:NpjBzkgT0

シルバは続けた。

クロの表情や気配には全く動揺や反応は無い、だが彼女は逆に『それこそ』が彼の異変だと思った。

隠し通そうとしている、そして隠し通したから。


「アンタはフィーアだけじゃない、アタシや『アンタ自身』にも隠そうとしている」

「教えて貰いたいわね…アンタ程の人間が、一体何に怯えているのかを」


不敵に笑いかける。

その表情はクロに言っている。


「選択肢を奪ったつもりか……?」

故に、彼は笑った。


「なら約束、もしくは契約か? それを誓ってやろう」

「お前の友人とやらを助け出せなければ、フィーアを殺しても構わない」


シルバの背筋が凍った。

ほんの一瞬だけ彼女の脳裏に刃物のような、気持ちの悪い冷たさが這ったからだ。




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