過去ログ - 「……俺はお前が欲しい」 「え?」
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371:ツェペリ ◆WslPJpzlnU[saga]
2012/02/06(月) 19:27:11.42 ID:+E56tj6N0
―――――― シルバは、黒い短髪の女はザラつく地に膝をつく。
彼女の足元には数十発分の大口径の弾丸の薬莢が転がっている。
つい数分前に彼女は数人の傭兵達に襲撃されていたのだった。
彼女は震えたままの体を無理矢理動かし、倒れている傭兵の1人に近づいて行く。
その傭兵の無線機から、聞き慣れた声が漏れているのだ。
―――― 「やあ、聞こえるかい? 『ガラドール家のお嬢様』」
雑音に混じり、男の声がシルバの耳を突き刺す。
忘れもしない声。
「ええ、聞こえてるわよホアキン……!!」
『いやあ良かった、そのまま死なれても困るからね? 君に話があるんだ』
『君が持つ、【私の危ない映像】と……【愛しの王子様】を交換しないか?』
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