過去ログ - 紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」
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965:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/10(土) 02:43:20.16 ID:LfYoVJIxo

冬「入院した時は・・・。見舞いに来てくれるの夏くらいで・・・。両親は仕事で忙しいのであまりこられなくて
  仲良くなった人はすぐ退院していって・・・世界中で自分ひとり取り残されたような気になっちゃって
  ずいぶん鬱々していたんですよ」

姫子「・・・」

冬「私、旅行することが好きだったんですよ、でも小さい頃からあまり丈夫なほうじゃなかったんですね
  だからいつも旅行雑誌とかばっかりみてて」

夏「・・・」

冬「ふふ、バカですよね、いくら想像しても、本当の旅じゃないっていうの分かっているのに」

紬「・・・!」

梓「・・・」

冬「それを・・・。ある人にそのままメールで愚痴ってしまったんです」

純「それって・・・」

冬「うん。・・・相馬轍さん」

梓「・・・」

風子「・・・」

冬「返ってきたメールにはこう書かれていました」


『人の心には翼があるんだよ。例え、旅をしても、そこで何も感じることがなければ、そんなの本当の旅じゃない』


唯「おぉ・・・」

梓「それを・・・どう受け取ったの?」

冬「私自身も旅をしているって伝えてくれた。顔も見えない私を励ましてくれた」

律「・・・」

冬「相馬さんが見た景色を私も感じたい。と、強く願えたんですよ」

澪「・・・」

冬「それを・・・前回の鍋の時に思い出しました。梓と・・・その、ケンカをしたとき・・・」

姫子「・・・」

夏「そうだったんだ」

冬「うん。・・・来年、行こうよ」

夏「うん。・・・来年に、行こうか」

冬夏「「 『約束の場所』へ・・・ 」」

梓(約束・・・か・・・)

姉「・・・っ」グスッ

夏香「起きてたの?」

姉「嬉しくてつい・・・もう寝るから・・・」グスッ

夏香「・・・」



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