過去ログ - ほむら「――時間が止まればいいと思った」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]
2011/09/02(金) 23:12:10.94 ID:P/0GCclAO
魔法少女になった経緯。
叶わぬ想いを抱き続けた幼なじみの少年。
何度もぶつかりあったもう一人の魔法少女。
そして、その最期。
全てを語り終わった彼女が最初に見たものは――
「―――〜〜〜」
声を圧し殺して涙する、女性の姿だった。
「あ、あの! 私何か失礼なこといっちゃった!?」
「……う、ううん。違うの……これは、思いだし泣きみたいなものよ」
彼女の過去と自分の過去は似通っていた。
共通点があればあるほど、感情移入がしやすくなるのは人の性といってもいい。
「それで……つまりそういうことなのね」
真実に気づき、一人ごちる。
少女を起こそうとしていた時から感じていた感覚の正体。
この地はすでにスワスチカとして完成している。
少女の言葉が真実で、それを現実とすり合わすのなら――この場所、少女が魔女として散った踏み切り前には、彼女の魂が散華しているはずだ。
ソウルジェムによりその全てを魔翌力に置換された魔法少女の魂は、軽く見て一般人の数十倍の強度はあるだろう。その成れの果てである魔女を討ちその魂を吸収したであろう少女が、今現在保有する魂量は自分たちと大差ないはずだ。
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