過去ログ - ほむら「――時間が止まればいいと思った」
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50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)
2011/09/04(日) 01:04:50.98 ID:OpinC2xAO
　そういや、ずいぶん前にこれと似たようなノリの場所に紛れ込んだことがあったっけな。

　《薔薇の夜、か。ヴィルヘルムのに比べたらずいぶんマシみたいだけど》

　「野郎と似たような美意識（せかい）の時点でかわんねーよ。五十歩百歩だ」

　まあ、こいつが警戒するのもわかる。あれ食らった時まだ生身だったしな。

　《しっかしどうしたもんかね。こっちにも全然ひっかかんないや》

　「マジかよ面倒くせえな……」

　こいつの探査能力は正直優秀だ。それをかわすとなるとよっぽどの野郎かただの引きこもりか。

　「よぉ。無理にでもこじあけてみるか？」

　《やめときな。スワスチカはもう開いてんのよ？　連中に勘づかれたらどうすんのよ》

　今の俺様があんなジジイどもに負けるかよ。

「へっ。んなもん返り討ちに決まってんだろ」

　《はいはい、そうね――きたよ。その道右に曲がって》

　「――あいよ。道案内頼むぜ」
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