過去ログ - 僕の彼女は未元物質
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2011/09/04(日) 14:31:01.12 ID:hz/dD2kA0


垣根「はぁっ、はぁ…チッ、痛ぇな畜生…ッ」

『反射』された未元物質に刺し貫かれた激痛が、殴り飛ばされ衝撃を受けた血まみれの身体があげる悲鳴のような痛みが、興奮の治まった今頃になって身体中を這い回るようにして襲う。
あまりに痛すぎて吐きそうだ。ついでにいえば、右手が肘の先から無いから体のバランスが取り辛い。
あいつの『役割』を理解して、肉塊を模した未元物質を隠れ蓑に裏路地まで逃げ込んだのは良いが、出血が酷すぎて話にならない。
それ以前、第一位に負けた俺に、最早どこにも居場所は無い。
つい生存本能が赴くままに逃げたのは良いんだが、あそこで死んどいた方が良かったかもしれない。
どうせこのままじゃ失血死しちまう。

垣根「げほっ、ごぼっ…は、ぁ…」

俺は誰も助けてこなかった、だから誰にも助けてもらえない。
それは当たり前の話だし、暗部世界ではその特徴(人間の冷たさ)は顕著だ。
血を失いすぎてとうとう足がもつれて倒れた。起き上がる体力も気力もありはしない。
もういい、どうでもいい…。

垣根「……ハッ、馬鹿臭ぇ。学園都市第二位が、惨めな最期だなクソッタレ」

どちらにせよ、あの第一位に俺が勝つ事は無いだろう、悟った。
今頃は理性ゼロの状態で俺が身代わりにした肉塊もどきを殴り殺しているんだろう。
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