過去ログ - 京介「妹たちに安価で悪戯する」 延長戦
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17: ◆5yGS6snSLSFg[saga]
2011/09/06(火) 22:42:30.88 ID:DLJ4zuUJo
「と、止まれっ! こ、こけるっ!」
「えっ?」

バランスを崩し、俺の腰辺りにしがみつきつつ、そのまま倒れる加奈子。

「うおあああ!」

加奈子に引き倒されるようにして、雪の上に倒れ込む俺。
次に目を開いた瞬間には、目の前に阿修羅と悪鬼が迫っていた。



「俺が悪かった! だが、これはいくらなんでもあんまりだ!」
「駄目です。許しません」
「あ、あねご。とりあえずこんくらいでいいっすか?」
「ありがとう加奈子。じゃあ、桐乃はじめよっか」
「おっけー」

今の状況を簡単に説明するとだな。
俺は今、“京介だるま”状態にある。ちなみに、胴体部の雪玉は水を使ってガッチガチに固められているので身動き一つとれない。
かろうじて、首を多少動かせるだけだ。
そして、桐乃たちの足元には大量の雪玉。
ちなみに、その雪玉を作ったのは加奈子である。

「てめえ! 裏切りやがったな!」
「う、うっせ! 裏切るも何も、おめーが勝手にあたしを連れて滑り出したんだろうが!」

おっしゃる通りです。
だが、あやせにはそうは見えていなかったようで、まさに“互いに”手を取り合って逃げ出したように見えていたらしい。
加奈子は何とかして難を逃れたようだが、主犯と目される俺はそうはいかなかった。

「ぶへあ!」

そうこうしているうちに、“雪合戦”が始まった。

「加奈子さん! せめてもうちょっと柔らかく握っ――ごほあ!」



「加奈子め……緊張のせいで仕方ないとはいえ、あんながちがちに握らなくても……」

“あやせ”に投げられた雪玉の数――20。
その分だけ、しっかりとスキンシップを取らせてもらうから覚悟しろよ?


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