過去ログ - 京介「妹たちに安価で悪戯する」 延長戦
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256: ◆5yGS6snSLSFg[saga]
2011/09/22(木) 18:59:11.93 ID:vSCWt4mRo
「う、うわああああああ!」

あやせを連れてコミケって……火薬を抱いて火事の家に突っ込むようなもんじゃねえか!
しかもあやせはコミケは初体験のはずだ。
オタクに偏見のあるあやせのこと、大惨事になるのは目に見えている。

「黒猫や沙織との化学反応で奇跡が起こるのを期待するしかねえ……」

というか、大晦日なのにやってんのか?

「やってるから困る」

12月31日ってちょうど冬コミ最終日じゃねえか。
夏休みもちょうどコミケ開催中にコミケへ行けという安価があったが、こりゃあコミケ開催中なのを知っての安価っぽいな。



「あいつらおっそい! いつまで待たせる気!?」

俺は今、桐乃とあやせ、そしてブリジットと共に黒猫と沙織を待っている。
安価実行に際して、黒猫たちに連絡を取ってみた所、なんとサークル参加をするらしい。
なので、渡りに船とばかりにそれに便乗させてもらうことにした。
ちなみに、本来は、受験生である俺を除いた3人で参加する予定だったとのこと。

「ブリジットは2回目だったっけ」
「はい! 夏以来です!」

元気よく返事をくれるブリジット。

「なんで私まで……」

その隣で項垂れるあやせ。

「そう言うなって。ブリジットがどうなってもいいのか?」

もちろん、俺がどうこうするわけなじゃない。
待て待て、ほんとうだ。だからその疑いのまなざしをやめるんだ。

『おまえがいなかったら、桐乃が何をするかわからんぞ』

あやせを呼び出す際に使った脅し文句がこれだ。
今回、サークル参加に便乗させてもらうに当たり、俺が用意した手土産は“ブリジットがコスプレをして売り子をしてくれる”だった。
桐乃はもちろんのこと、黒猫や沙織も売上アップを見込んでか、快く承諾してくれた。
当のブリジットは、コミケに参加できるだけで喜んでくれている。
そして、ブリジットが身近でコスプレをする以上、桐乃の暴走を止められる、あるいは抑制できる人物が必要になる。

サークルへの貢献、あやせ参加の口実、ブリジットも喜ぶ。
正に一石三鳥の妙案だった。

「お、来たみたいだぞ」

遠くで手を振っているのは、間違いなく沙織だった。
でかい図体にぐるぐる眼鏡、シャツinズボン。間違いねえ。
その隣では、黒猫がこちらを睨みつけていた。
……何でいきなり不機嫌なんだ?



「……まさかこれほどとは思わなかったわ。世の中ロリコンが多いと言うことかしら」
「さすがブリジット氏。これが有名人パワーというやつですな」

聞いて驚くがいい。
100冊刷った同人誌が午前中で売り切れた。
何を言ってるかわからねーだろうが云々、
黒猫たちが用意したのは例によってマスケラ本なのだが、なぜかメルルファンの方々で行列ができていた。
超スピードとか催眠術だとか云々。

「おーい、あやせ。片付けに入るから手伝ってくれ。」


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