17: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 21:13:36.66 ID:FRdcbQBa0
杏子が睨むと、ほむらは竦み上がっていた。
その目は涙が溜まっており、今にも零れ落ちそうだったが。
それ以前に、ほむらを射竦めるには充分だった。
「何怯えてやがんだ…?何時ものすまし顔は何処行ったんだぁ!?えぇ、情報通さんよぉ!!」
「わ、私は…」
「助けたかった…本気で、さやかを助けたかった…!」
「でも出来なかった…!私なんかじゃ出来なかったぁ…!!」
怯えながら弁明しようとするほむらを杏子は胸倉を掴み、脅しとも取れそうな気迫で睨んでいた。
それに耐えられなくなったのか、ほむらはポロポロと涙を流しながら喋っていた。
「知っていたのに止められなかった…!信じてくれる訳無いもの…!」
「私の話なんて、誰も…!!」
662Res/372.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。