42:お待たせしました続きます ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:16:46.94 ID:FRdcbQBa0
「…暁美さん、貴方はサポートに回ってもらえる?」
そう言ってマミはほむらに視線を向けた。
ほむらは遂に来た、と言った面持ちで話を聞いていた。
43:お待たせしました続きます ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:18:30.88 ID:FRdcbQBa0
そう言ってエクスカイザーが振り向くと、そこには先程マミの後ろから現れたように再びキュゥべぇが座っていた。
それを見て、杏子は真っ先に嫌悪感を露にしていた。
「ケッ!盗み聞きとは洒落た趣味してるじゃん?」
44:お待たせしました続きます ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:19:05.78 ID:FRdcbQBa0
まどかのその問いに、キュゥべぇは首を横に振っていた。
「勘違いしないで欲しいんだがボクらは何も人類に対して悪意があるわけじゃないんだ」
「全てはこの宇宙の寿命を延ばす為なんだ」
45:お待たせしました続きます ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:20:40.86 ID:FRdcbQBa0
キュゥべぇの瞳はエクスカイザーに向けられていた。
他の目線も同様に集まると、エクスカイザーは黙って首肯していた。
それを見ると、キュゥべぇは話を続けた。
「だからボク達は熱力学に縛られないエネルギーを捜し求めてきた」
46: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:21:14.74 ID:FRdcbQBa0
ただただ、マミ達は驚愕していた。
エクスカイザーの様な生命体も存在すれば、漫画やアニメのように感情をエネルギーに変える事が出来る、生命体の存在。
その宇宙の有り様に、キュゥべぇはそのまま話を続けていた。
「人類の個体数と、繁殖力を鑑みれば」
47: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:21:40.90 ID:FRdcbQBa0
何も言う事ができなかった。
誰もが、その規模の大きさと、真実に言葉を紡げなかった。
それでも、まどかはキュゥべぇに話を続けた。
「私達は消耗品なの?」
48: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:22:14.22 ID:FRdcbQBa0
「馬鹿言わないで…!」
「そんなわけの分からない理由の為に…色んな魔法少女たちが死んで…!」
「さやかちゃんがこんな目に会って…!」
「あんまりだよ…!」
「酷過ぎるよ…!!」
49: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:23:02.55 ID:FRdcbQBa0
「フザケんな!」
「そんなの、騙したのと同じじゃねぇか!」
「…騙す、と言う行為自体ボク達には理解出来ない」
「認識の相違から生じた判断ミスを後悔する時、何故か人間は他者を憎悪するんだよね」
50: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:23:41.75 ID:FRdcbQBa0
「そんな風に思っているのなら、貴方は、やっぱり、私達の敵なんだね…」
「これでも弁解の心算だったんだけどなぁ…」
「君たちの犠牲が、どれだけの素晴らしい物をもたらすか、理解してもらいたかったんだが…」
「…どうやら無理みたいだね…」
51: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:24:14.37 ID:FRdcbQBa0
「さて、君達も何か聞きたがっているみたいだけど?」
「何を聞きたいんだい?」
全員押し黙っていたが、杏子が話を切り出した。
52: ◆1B0iEDnTxU[sage saga]
2011/09/06(火) 23:24:46.29 ID:FRdcbQBa0
その言葉を聞き、杏子は鼻を鳴らして返した。
「フンッ!いらねぇよ…」
「テメェの助けなんて誰がいるものか…!」
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