619: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:45:45.30 ID:sG7VJkqO0
「エクスカイザーさん、聞こえている?」
「あれからね、色々あったんだよ」
「今日はその報告」
そう言って一度切ると、呼吸を整えて再び口を開いた。
620: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:47:05.81 ID:sG7VJkqO0
「なんて言いながらお祝いしていたんだよ」
「上条君は恥ずかしがっていたけどね♪」
「当のさやかちゃんは告白するのに周りからの目が気になりすぎて、終わった後立ったまま気絶しちゃっていたんだ」
「おかしいでしょ?」
「それに、仁美ちゃんは横で嬉しそうに笑って居たんだ、私も仁美ちゃんみたいに成れたらいいなぁ〜って今も思っちゃうよ」
621: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:47:47.02 ID:sG7VJkqO0
「マミさんはね、杏子ちゃんと暮らす事に成ったんだって」
「二人とも身寄りが無いし、都合が良いからってマミさんが無理矢理勧誘したみたいなの」
「それに、何より杏子ちゃんの家があの時の風で壊されちゃったんだって」
「その時の杏子ちゃん可愛かったなぁ〜」
622: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:48:32.91 ID:LUjFxgU90
「最近はマミさんに勉強を教えて貰いながら魔女退治をしているみたい」
「夢は孤児院を開くんだって!その為の勉強らしいよ?」
『これはあたしの自己満足だよ』
『そんな高尚なものじゃない』
623: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:49:27.51 ID:sG7VJkqO0
「ちょっと変なギアが入っちゃっていたけど…大丈夫です」
「……たぶん」
少し座っていた時間が長かったのか、お尻が痛くなってまどかは立ち上がった。
そうして周りを見渡し、瓦礫に目線を送りながら歩き出した。
624: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:50:12.46 ID:sG7VJkqO0
『みんなにちやほやされるのって慣れないわね』
『でも、悪くもないかもね』ホムッ
『行きましょ、まどか』
「あれからも、皆魔法少女としての仕事も行なっています」
625: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:50:58.81 ID:sG7VJkqO0
『Magica Quartet』
『これで行きましょう!』
『でもマミさん、それじゃあ4人なんじゃぁ…』
626: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:51:56.60 ID:sG7VJkqO0
『……あたしとしちゃあ、娘を危険な所に行かせたくないんだけどなぁ…』
『まぁ、先輩さんや、同級生、それに杏子ちゃんがいるんだ』
『気をつけて、な』
「ママは、何故か杏子ちゃんが凄く気に入ってるみたいで…」
627: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:52:52.65 ID:sG7VJkqO0
「けれど…やっぱり、ちょっとだけ…寂しいな……」
カシャッ
無機質な音が響き、何か落ちたのだろうか?とまどかは顔を上げると、そこには人がいた。
628: ◆1B0iEDnTxU[saga sage]
2011/11/02(水) 23:54:31.27 ID:sG7VJkqO0
まどかが聞き返すと、青年は頭を上げて周りを見回しながら喋りだした。
「あぁ、ちょっと新聞の取材でね」
「こう見えて、ボクはそれなりの腕を持つ記者!…の卵なんだ」
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