59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/09/09(金) 22:36:56.30 ID:plxeBsJSO
健「……え」
頬を赤らめた健ちゃんを見た。
健「やだよ、おれ。恥ずかしいよ」
胃が重い。
私はきっと健ちゃんの態度を、私が嫌悪する方での意味と受け取りたくないのだろう。早口に口を開いた。健ちゃんがややどもりながらそれに応えた。
ハルヒ「お願いだから、ね?」
健「ひとりで行ってよ」
ハルヒ「それができないから言ってるんじゃない。一生のお願い」
健「朝まで我慢できないの?」
ハルヒ「できないから、こうしてお願いしているの」
健「…やだよ」
それから、数回言葉が行き来する。はぐらかすような彼の言葉が胃の中に溜まる。胃が、どんどん重くなる。
ハルヒ「どうしても、だめ?」
健「でも。やっぱり、だって、ほら。まずいよ」
健ちゃん、なんて顔しているの?
床板をはねのけられた思いだった。
健「どうした?健、なに騒いどる」
玄関脇の戸が開き、俊哉さんが顔を出した。
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