過去ログ - 市民「もしやあなたがクヴァッチの英雄ですか!?」美琴(は、恥ずかしい……)
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22: ◆A3/sLhI/4c[sage saga]
2011/09/07(水) 02:56:02.43 ID:+Ib6YL0To
美琴「そんな大事な物を……私に?」

バウルス「……陛下はお前をそれ程までに信頼していたのだな。竜の血族と言う奴か。セプティム一族には常人に見通せない力があるらしい」

バウルス「それで、陛下は何かお前に伝えなかったか?」

美琴「確か、ジョフリって人を探せって」

バウルス「ジョフリ? 何故だ?」

美琴「陛下の最後の子供の居場所を知ってるって」

バウルス「……初耳だ。だがジョフリなら知っていてもおかしくない。彼はブレイドの騎士団長なんだ」

バウルス「彼は今、コロル郊外のウェノイン修道院の僧侶として静かに暮らしているはずだ」

美琴「……そう」

バウルス「……本当なら君のような少女に任せるのは気が重い」

バウルス「だが、陛下は君に王者のアミュレットを託した。君にはきっと何かあるのだろう」

バウルス「卑怯な言い方かもしれないが、陛下の遺志を汲んでくれないだろうか?」

美琴「……わかった」コクリ

バウルス「よし、ではこの下水道の鍵と……地図を持って行け。ウェノイン修道院の場所には印をつけておいた」

バウルス「危険は犯すな。だが出来る限り急いで旅の準備をして出発してくれ」

美琴「……バウルスさんは?」

バウルス「私はここに残り陛下のご遺体を守らねばならない。隊長も、グレンロイ先輩も死んでしまったからな……」

美琴「…………」

バウルス「では、頼んだぞミコト。タロスよ、この者を導きたまえ」


※タロス

九大神の一柱。
タムリエルを征服し帝国を築いた英雄タイバー・セプティムが死後神格化された存在。
元々は八大神であった所に彼を加えて九大神となった。
皇帝の一族であるセプティム家は彼の末裔である。


序章・完


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