過去ログ - 市民「もしやあなたがクヴァッチの英雄ですか!?」美琴(は、恥ずかしい……)
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◆A3/sLhI/4c
[sage saga]
2011/09/07(水) 02:36:15.11 ID:+Ib6YL0To
ガキン! ガキン! フン! グアアアア!!
ヒダリダ! ヘイカヲオマモリシロ!
美琴「っ!! 本当に暗殺者が!?」ダッ
目が覚めたら何故か古臭い牢屋。
向かいにはありえない顔色の人間に、全身鎧の兵士達とイギリスの女王そっくりの人物。
次々と訳の分からない状況に晒された美琴の耳に飛び込んできたのは兵士達と暗殺者達の争いの音。
そんな混乱気味で駆けつけた美琴の目に飛び込んできたのは――
美琴「…………ぁ」
三人居た兵士のうちの隊長と思しき人物、血のように赤いローブを纏った暗殺者達がそれぞれの血の海に沈む、護衛と暗殺者がぶつかり合った後の『ごく当たり前』の光景だった。
美琴「あ、ああ……」
死体を見たのは初めてではない。
あの忌まわしい出来事――絶対能力進化実験で自らの妹達を目の前で殺された。
一人は機関車で潰され、一人は画面越しで全身の血流を――
美琴「げほっごほっ! がはっ! はぁ、はぁ……」
美琴「い、行かないと……」フラフラ
心の準備無しに飛び込んできた光景に我を忘れかけた美琴。
彼女を正気に戻したのは皮肉にも、忌まわしき記憶のフラッシュバックだった。
※暗殺者
真っ赤な装束を身に纏ったおかしなやつ等。
魔法で召還した武器や鎧を身に纏って襲い掛かってくる。
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