過去ログ - 御坂「ただの道化ですよ、とミサカは自己紹介します」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 18:57:16.82 ID:ovrJyVKn0

「いいですか、先輩! 日本には別腹というすばらし〜い言葉があってですね!」

「屁理屈言わないで」

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 19:09:46.51 ID:ovrJyVKn0

「……結局、先輩のお弁当美味しいから好きな訳なのに」

 そんな呟きと共に、しょぼんとした下級生が目に入る。

以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 19:16:47.58 ID:ovrJyVKn0

「……ok、一個だけ。一個だけなら譲ってもいいわ」

「ほんと!」

以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 19:24:34.87 ID:ovrJyVKn0


【3】八月末日より五度目の遭遇

 
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 19:32:01.39 ID:ovrJyVKn0

 考えれば、実に簡単なからくりだった。

 御坂と二、三十メートル先で対峙している男、一方通行にも共通項目くらいはある。
 
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 19:38:23.22 ID:ovrJyVKn0

 本来ならば。
 同学区の住人同士が道端で出会う。
 親しい者ならば立ち話と洒落こみ、顔見知り程度の知人であっても、挨拶の一つや二つは交わすのが人情というもの。
 
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 19:48:38.56 ID:ovrJyVKn0

 思い返す一回戦。
 御坂のヒーローとなった上条当麻と第一位が激闘を繰り広げた八月末日より、数ヵ月後。
 久しぶりの再会を果たしたのも、人の往来が多いこの横断歩道だった。
 互いの存在に気が付き、両者とも石のように固まったのは記憶に新しい。
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 19:55:14.28 ID:ovrJyVKn0

 道路を挟んだ対面の後。
 赤信号が青信号に変わる前、数秒の沈黙と停滞を乗り越えた一方通行は小さな少女に一言二言声をかけると、
 横断歩道を渡らずに来たと思われる道を引き返して行き、一度目の対戦はそこで終りを迎えた。

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 20:04:00.24 ID:ovrJyVKn0

 車道の信号機が青から黄へと移り変わり、やがて赤い色へと変化をしていく。
 一回戦の時と違い、彼の横に幼い少女の影は無く交差を避ける仕草すら見当たらない。
 御坂から目を離さずに立ち尽くしている。
 何も知らない人が見れば、ただ大人しく信号機の色が変わるのを待っている行儀のいい人にしか見えないだろう。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 20:08:19.99 ID:ovrJyVKn0

 歩みはじめ一歩、
 二歩、
 三歩、
 四歩、
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 20:12:22.20 ID:ovrJyVKn0

 今回は以上です。
 次回投下は1週間後くらいに。お邪魔しました。


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