過去ログ - 御坂「ただの道化ですよ、とミサカは自己紹介します」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/07(水) 16:48:26.41 ID:ovrJyVKn0

 重力に従って、若干不健康気味なことが証明された髪がパサリと流れる。

 男は少女の世迷言に付き合ってやる義理もないと、
 成立しそうにない会話のキャッチボールを早々に諦め己の聞きたいことだけを一方的に言葉にした。

「悲劇のヒロインは楽しいものか?」

 男の声色に少女に対する憐みも諦め込められてはいない。ただ。

「―――なあ、超電磁砲」
 
 観客も居ない舞台の上で一人芝居を続ける間抜け者を見ているような、そんな瞳で少女を見ていた。

「……ふーん」

 少女はひと息おき、

「結局、アンタも私のことを『そう(超電磁砲)』呼ぶのか」

 そうよね。
 そうだよね。
 何度も確認するように、超電磁砲と呼ばれた彼女は頷いた。 


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