過去ログ - アレイスター「超能力者達にバンドを組ませる――『最終計画』だ」土御門「」
↓ 1- 覧 板 20
3: ◆5LuLRu.386[sagesaga]
2011/09/07(水) 21:12:03.62 ID:0EE74xqg0

そして――現在。

「……、……介抱っつーのがこンなに面倒くせェとは知らなかった」

散々弄った挙句に酔い潰した土御門達を介抱していた一方通行、麦野、垣根だったが、真っ先に根を上げたのはやはり一方通行だった。
そもそも彼は酔っ払いの相手に慣れておらず、加えて誰かを介抱してやった経験もごくわずかだ。
そこへいくと麦野と垣根は一方通行よりも長く生きており、当然のように酔っ払いの扱いにも慣れている。
だりィ、とミサカ17600号の額に当てていた手を離した白い少年を、期待外れであったかように白々しい目で見つめる垣根である。

「ばあか、おまえこんなんも面倒見れねえでどうすんだよ。これから先打ち上げばっかだぞ」

「てめえこそ曲すら完成してないのにライブ後に夢馳せてんじゃねえよ」

垣根の軽口は麦野に敢え無く瞬殺された。ふん。彼は小さく鼻を鳴らす。
浜面と海原（エツァリ）が水を購入するためにコンビニへと向かった後、彼らは仕方なしに介抱作業に準じていたのだが、
いかんせんこの三人は暗部に所属していたこともあって極度にガラも態度も悪い。
ついでに言うと、バンドメンバーへの思いやりは小さじ一杯分程度にしか持ち合わせていない。

「……たしかに飽きてきたな」

垣根たちにしてみれば、アルコールで酔っぱらったという点において泥酔しぶっ倒れている連中と自分とでは大きな差がない。
意識があるかないかの違いであって、そして放っておいてもいずれ目覚めることだってわかりきっている。
介抱、ここらへんで切り上げてもよくね？　そんな思いを三人が同時に抱いたのは、致し方のないことだった。



<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>
34Res/23.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice