過去ログ - 二人酒
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/09(金) 00:20:35.21 ID:jGLXihVj0
しばしの逡巡の後、土方の口から想い人の名が発せられる。

「おやすみなさい…美緒さん」

ためらいがちに放たれたその言葉は、眠りに落ちる寸前の坂本の耳にかろうじて間に合ったらしい。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/09(金) 00:21:22.09 ID:jGLXihVj0

安らかで無防備なその姿に、土方は呆れたような、それでいてどこか満足したような笑みを浮かべた。
ふと机の上に眼を向けてみると、そこには坂本が用意した徳利が一本だけ残されている。

それを手に取ると、土方は一息に中の酒を飲み干した。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/09(金) 00:22:43.64 ID:jGLXihVj0
短いですがこれで以上になります。

これで終わるのも何ですので、
明日、もう一つ短編を投下させていただきます。


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/09(金) 05:55:53.88 ID:J2XHPk0DO

なかなかいいッス


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/11(日) 01:52:00.81 ID:8/uotilZ0
とりあえず短編投下です

予定した分はこれで以上になります


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/11(日) 01:52:28.21 ID:8/uotilZ0
1947年 ○月□日


元気にしているか、土方。
思えば長い付き合いだが、こういった私的な手紙を書くのは始めてだと思う。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/11(日) 01:53:01.33 ID:8/uotilZ0
1947年 □月△日


お前は相変わらずマメだな。
早速の返事、有難く読ませて貰った。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/11(日) 01:54:19.09 ID:8/uotilZ0
追伸

優しく接するのも良いが深入りは禁物だぞ。
彼女達はまだ幼い。
お前の優しさを間違った風に受け止めてしまう者も出てくるかもしれん。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/11(日) 02:45:55.57 ID:8/uotilZ0
1947年 ▲月○日


先日は済まなかった。
こんな手紙で許されるとは思っていないが、少しでも早くお前に謝りたかった。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/11(日) 02:47:28.57 ID:8/uotilZ0
追伸

後輩達の面倒は責任を持って見させてもらう。
だが、手紙の紹介文は誇張しすぎだろう、読んでいる内に顔が真っ赤になってしまった。
後輩に悟られないよう誤魔化すのにどれだけ苦労した事か、少しは想像してみてくれ。


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/09/11(日) 02:48:39.55 ID:8/uotilZ0
1947年 ○月○日


どうしてお前はそう急なんだっ!
ガリアへの転属希望を出しただと!?
以下略



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