25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/10(土) 00:13:36.85 ID:WE6B+YjAo
――学校・昼休み
梓『へぇー、今年の春にギター始めたばかりなんですか』
今は学校の昼休み、みんな思い思いのグループで固まり、持ってきたお弁当を見せ合ってそれぞれお昼ご飯を食べている。
そんな中私だけどこにもグループに属さないで只1人、静かにお弁当を机の上に広げていた。
いや、今日は1人じゃない。頭の向こうで話し相手になってくれている人が1人いたんだっけ。
唯『うん!高校生になってさ、何か新しいこと始めなきゃいけないかなーって思って悩んでたんだけどね。丁度たまたま知り合った軽音部の部長さんにね、うちに入らないか?って誘われたの』
梓『それでどうしてギターを選んだんですか?』
唯『たまたまギター弾ける人がいなかっただけなんだけど』
梓『部員の数少ないってことですよね。パートが足りないだなんて』
唯『私を入れて4人かな。でもみんないい人で毎日楽しいよー』
梓『へぇー……4人てそれはホントに少ないですね』
唯『毎日部室でお茶したりお菓子食べたりしてるんだ』
梓『軽音部なのに演奏しないでティータイムってどうかと思います』
唯『澪ちゃんにもそうやってよく怒られるんだよー』
梓『当たり前です!』
唯『ああそうそう、澪ちゃんっていうのはベースの子でね――』
この時間、私達はお互いの近況を色々と話して時間を過ごした。
唯先輩の高校での事、家族に私と同い年の家事万能の妹がいること、軽音部の3人の部員の人達の事。
そして唯先輩も携帯を持っていないという事……部室の物置で見つけた「あの」壊れた携帯以外。
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