過去ログ - 梓「君にしか聞こえない」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/09(金) 01:08:37.83 ID:iPhPIt55o
 家に帰ってからその携帯を色々弄ってみた。
 ボタンを押すと音が出たり光ったりするんだ……案外凝った作りなんだなぁ。
 携帯持ちになったと思っている私はささやかな優越感を持って、自分の机の引き出しの中にそっとしまった。

―― 翌日・学校

prrrr

梓(また誰か授業中に携帯鳴らしてるよ……今度は誰なのよ)

prrrr

梓(あれ?周りのみんなも先生も何も言わない。聞こえてないの!?そんな筈あるわけない、こんな大きな音だもの)

 まるで自分にしか聞こえていないかのように感じるその音はしばらくしたら止まった。
 その間も周りは何も起きていなかったかのように淡々と授業が続けられていた。
 幻聴がするなんて、やっぱり今日は体調悪いのかな。

―― 保健室

保健室の先生「うーん、熱は別にないみたいね。でもちょっと顔色悪そうだし、しばらく横になってよっか」

梓「はい」

 ベッドで横になってどれくらい時間が過ぎたんだろう。
 またあの音が私の耳に鳴り響く。

prrrr

梓「えっ!?」



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