106: ◆wAMZMhl.uLOP
2011/11/20(日) 00:07:30.88 ID:IPG8Ht2e0
「あとこれ、落としてたわよ」
結標が初春に絵本を手渡す。
「えっ、すみません、何から何までありがとうございます」
「そんな畏まらなくてもいいわよ」
「なんで絵本ですの?」
挟まったままの黒子が質問をする。
「えー……」
初春は口ごもる。
とても本当のことは言えない。
「親戚……!親戚の子供がなんか、こう、物凄い速さで読み書きを覚えまして……だったら次は言葉かなー?と……」
汗を掻きながら口ごもりながら言う。
つくづく初春は嘘がへたくそである。
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