過去ログ - 唯「ねえ、あの頃のわたし心配しなくてもいいよ」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2011/09/10(土) 19:52:42.48 ID:PhNH+igAO

わたし―平沢唯―が運転する車は道路を順調なペースで進んでいた。

フロントガラスごしに見える世界はすでに見馴れてしまったもの、建ち並ぶ規格化された住居、ソーラーパネルののった屋根、その切れ間にあるいくつかの昔ながらの家、大きなデパート、小さなコンビニなどで埋め尽くされていた。
わたしはそれらすべてに向けてため息をつく。

もう少しで家に帰ることができる。
学校勤めで疲れた体を癒してくれるのは、たとえ誰もいなくても、我が家だけだった。



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2011/09/10(土) 19:54:15.48 ID:PhNH+igAO

すると、どこで道を間違ったのかいつもと違う道に出てしまい、右手に桜が丘高校が見えてきた。
今までの人生の中で最も輝いていた青春時代を過ごしたあの場所だ。

懐かしさと切なさが同時に込み上げてきて胸が締め付けられた。ふとみんなのことを考えてしまう。
以下略



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