過去ログ - さやか「魔法少女と魔女。そして、オルフェノク」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/13(火) 21:57:45.69 ID:SF17wKwho
「ああ、もう決まりだ。それ前世の因果だわ。貴方達、時空を超えてめぐり合った運命の仲間なんだわ」

茶化しているように言うが、少し信じているところもあった。

まどかが夢をみたのは昨夜だけ。
だが自分は一週間毎日見ている。あの夢が現実にならないことを願うだけだ。

「ところで、その夢ってどんな夢でしたの」

仁美が夢の内容を尋ねる。

「それが、なんだかよく思い出せないんだけど、とにかく変な夢だったってことだけで」

まどかは夢の内容を覚えていないらしい。
さやかはこの一週間で見た夢はだいたい覚えている。

むしろ、忘れるほうが難しかった。

「もしかしたら、本当は暁美さんと会った事があるのかもしれませんわ」

「ほえ?」

「まどかさん自身が覚えていないつもりでも深層心理には彼女の印象が残っていてそれが夢として出てきたのかもしれません」

「それ出来過ぎてない?どんな偶然よ」

自分の夢から考えても、会ったことのない人物が三人も出てきている。
似たような人物を見たこともないし、仁美に言うことを信じられなかった。

「そうねえ。あら、もうこんな時間」

仁美が携帯を開き、時間を確認する。

「すいません、お先に失礼しますわ」

どうやらいつもの稽古らしい。

「今日はピアノ?日本舞踊?」

「お茶のお稽古ですの。もうすぐ受験ですのにいつまで続けさせられるのか」

「はぁー、小市民に生まれてよかったわー」

自分が好きでもないことをやらされる。

自分には決して真似できないであろう。


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