過去ログ - さやか「魔法少女と魔女。そして、オルフェノク」
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[saga sage]
2011/09/24(土) 21:20:48.66 ID:Yk/voY9zo
「勝ったの…?」
「凄い…」
結界が消え、ビルの中に戻ってきたようだ。
マミは変身を解き、何かに近づく。
さやか達もマミに近づく。
「これがグリーフシード。魔女の卵よ」
「卵…」
「運が良ければ、時々魔女が持ち歩いてることがあるの」
魔女の卵と聞くと、危なさそうなイメージがある。
「大丈夫、その状態では安全だよ。むしろ役に立つ貴重なものだ」
しかしそれをキュゥベエはあっさりと否定した。
「私のソウルジェム、昨夜よりちょっと濁ってるでしょ」
「そういえば」
確かに下の方に少し濁りが溜まっている。
「でも、グリーフシードを使えば。ほら」
目に見える形で濁りがグリーフシードに移った。
「うわ、綺麗になった」
再び昨夜のような輝きを取り戻した。
「ね、これで消耗した私の魔力も元通り。前に話した魔女退治に見返りっていうのがこれ」
そう言うとマミは暗闇に向かってグリーフシードを投げた。
パシッと言う乾いた音が鳴り、誰かがそれを受け取ったのが分かった。
「あと一度ぐらいは使えるはずよ。貴方にあげるわ、暁美ほむらさん」
「あいつ…!」
暗闇から出てきたのはほむらだった。
ただ、昨日とは違いその隣にオルフェノクはいなかった。
「それとも。人と分け合うんじゃ不服かしら」
「貴方の獲物よ。貴方だけのものにすればいい」
そう言ってほむらはマミにグリーフシードを投げ返す。
「そう、それが貴方の答えね」
ほむらは踵を返し、再び暗闇の中へ消えていった。
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