過去ログ - さやか「魔法少女と魔女。そして、オルフェノク」
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50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/28(水) 22:37:09.11 ID:BOvfSewCo
さやか達が魔法少女体験コースを始める三十分ほど前。
海堂直也は見滝原の町を歩いていた。

「あいつ、何処いきやがった」

昨日はマミ達と魔女狩りを手助けすると約束したが間が悪いことにオルフェノクを見つけてしまった。
昔の海堂なら無視しておくところだったが今は違う。

木場の意思を継ぎ、オルフェノクではなく人として生きることを選んだ。
その為に、人間を襲うオルフェノクを放っておけなかった。

裏路地に入ったのを見たのが数分ほど前。

まだそれほど遠くには逃げていないはずだ。

「こんな時にこの力は役に立たねえな!」

オルフェノクはたまに感覚が強化され、聞こえないはずの音が聞こえたりするがそれが表われない。

どういう条件かはわからないが基本的には役に立つ能力だった。

しかし表れなければ意味が無い。

すると、裏路地から一人の男が飛び出してきた。

「助けてくれ!化物が!この向こうに!」

「お、落ち着けって!向こうだな!」

海堂はあまり人との付き合いが好きではない。
ただし、マミとは同じ異型の化け物と戦う仲間としてすぐに打ち解けたが。

兎に角、男を落ち着かせ、情報を聞き出す。

「おい、その化物ってどんなやつだ」

「銃を持った灰色の…」

そこまで言った男の体に異変が起きた。
体が灰になり始めている。

「あ…まだ死にたくない」

それが男の最期の言葉になった。


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