13:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/09/11(日) 21:16:18.80 ID:3F2+R/XM0
紬「あら唯ちゃんお帰りなさい。また和ちゃんの所に行っていたの?」
教室に戻り、自分の席に着こうとした唯を待ち構えていたかの様に、琴吹 紬が彼女に声を掛けてきた。
唯「ムギちゃん……うん。和ちゃんの所に行ってた。戻って来た澪ちゃんにも会ったよ」
紬「そうなの。そう言えば澪ちゃん言ってたわ。和ちゃんも<こっち側>だったらいいのになって」
紬は微笑みながら言う。唯にはその微笑みが以前とは違うものに見えた。
唯「和ちゃんは<こっち側だよ>。和ちゃんは、和ちゃんだけは絶対に<こっち側>だよ……」
唯は半ば自分に言い聞かせる様に紬に言葉を返す。
紬「ふふ、そうなると良いわね。澪ちゃんは残念がるだろうけど」
紬は微笑みを絶やさない。まるでそんな事は、どうなろうと全く意に介さない(どうでもいい)。とでも言う様に。
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