132:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/24(月) 11:08:51.47 ID:SwfAnpwf0
その聞き覚えのある声を聞いた瞬間。梓の心臓が跳ね上がるかと思う程高鳴り、まるで猫が総毛立つ様な感覚に陥り、徐々に震え出して来る。一気に動悸が速くなり、呼吸も小刻みに過呼吸気味になってしまう。
?「そんなに吃驚しなくても良いじゃない」
声の主は梓の反応を可笑しく思いながらも、それでも少し傷ついたのか、僅かに口を尖らせる。
そんな声や表情を尻目に、どうにか精神(こころ)と肉体(からだ)を落ち着かせると、梓はその声のする方に恐る恐ると言った様子で振り向く。そこには、予想した通りの自分のよく見知った者がいた。
梓「ほんと、奇遇ですね。ムギ先輩……」
そこには、軽音部の先輩であり、放課後ティータイムのキーボード担当にして、悪魔(てき)側のジーニアスでもある、
【琴吹 紬】の姿があった………。
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