144:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/31(月) 08:28:12.13 ID:M5quxBE00
梓<遊んでいるんだ、この人は―――>
紬の言葉(セリフ)が口調(こえ)が表情(かお)がそう告げている。と、梓は苦々しい思いで痛感する。
梓「そんな事、出来る訳無いでしょう。仮に唯先輩達と逢って、どうする心算ですか?」
紬「ふふ、決まっているじゃない――」
紬は梓に向かって微笑んだ後、
紬「せめて私達の手で、捻り潰してあげたいと思っているの。ね、他のジーニアス(ひと)に殺られるよりは、その方がずっといいでしょ?」
と、事も無げに、さも当然の事の様に言い放つ。
梓<顔は笑っているけど、目が全く笑っていない。本気で言っているんだ、ムギ先輩(このひと)は……>
梓は戦慄する。これが、あのおっとりほわほわした、いつも穏やかにニコニコして、美味しいお茶やお菓子を出してくれていた、あのムギ先輩なのか?。
自分の知っているムギ先輩は、こんな禍々しい表情(えがお)はしない。想像すらできない。
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