148:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/31(月) 08:38:56.20 ID:M5quxBE00
よくよく考えれば、今までの様子からして、己のジーニアス(ちから)に絶対の自信を持っているであろう紬を上手く誘導すれば、四対一という圧倒的に有利な展開に持ち込めるかもしれない。と言う考えは今の梓には無かった。紬の能力(ちから)が未知数と言う事もあったのかもしれないが、ただただ、頑なに唯を護りたい。その気持ちばかりが先行していた。
紬「そう……梓ちゃんが私を楽しませてくれるのね。ほんとに退屈していたから、梓ちゃんがお相手してくれるなら嬉しいわ」
つまらなそうだった紬の表情が、見る見るうちに愉しげなものに変っていく。彼女にとって戦いは、ただの、そして唯一の、暇潰し(たのしみ)なのだろうか。
そして今、ここに、再び桜高軽音部員同士の戦いが始まろうとしていた……。
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