209:一年中が田上の季節[saga]
2011/12/01(木) 18:56:36.38 ID:1HQcZD8a0
唯「……ん……」
唯の意識がそして感覚が徐々に戻って来る。そしてその目を開けようとした刹那、何かの気配を感じた様な気がしたのだが、視界が戻って来る頃にはその気配は感じられなくなっていた。
唯<早く合流しないと>
気配の事は気の所為と言う事にして、唯は焦った様に心の中で呟きながら、再び目を瞑り精神を集中させる。
これまで何度かこの世界に跳ばされた時に、自身と憂と和(たがい)のジーニアスを発動させ、その時に発せられる個々のジーニアス特有の気配の様なものを、有る程度離れた場所でも感じ取れる様になっていた。とは言っても、唯が判別できるのは憂と和の二人だけで、他のジーニアスに関しては、気配を感じる事は出来ても、誰の、そして何のジーニアスなのかは全くと言っていい程判らない程度のものなのだが。
だが、この不充分とはいえ気配を感知する能力を得た事は、この世界に生きる彼女達にとって大きな進歩であると言えた。
そして、今まさに何かの気配を感じ取ろうとした時だった――――。
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