過去ログ - 和「ジーニアス?」
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240:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/12(日) 09:25:39.01 ID:TJosBorb0
 

 澪「はは、いいザマだな唯。これで律がお前に味わわされた億分の一位は、御返し出来たかなっ?」

 唯を斬ってからある意味穏やかだった澪の表情が一変し、悪魔(おに)の形相で唯の腹部(きずぐち)辺りを踏み躙(にじ)る。

 唯「あがっ!?」

 その瞬間、唯の口から呻き声が、そして傷口から血が滲み出て、まるで高圧の電気で感電したかの様に上半身が痙攣して天地に揺す振られる。

 そして唯の目が白目になりかけ呼吸音が空気が漏れる様なものに変った所で、澪がはっと我に返ったかのようにその凶足をどける。

 澪「でも、ま、惜しかったよ唯。まさか私の瘴気(オーラ)が掻き消されるなんて、流石の私も少し驚いたよ。でもさ、唯。私、というか蝿の王(ベルゼブブ)の本質は『腐敗』からの『浄化』なんだよ」

 澪「だからいくら私の瘴気(オーラ)を掻き消そうが、それが半永久的でもない限りそれは無駄な事なんだよ。ま、一瞬だけど私も吃驚したから、目の付けどころは良かったと思うし、もう少しお前自身が強かったら危なかったかもな……でも残念だったな唯。お前は私と戦うには絶対的に弱過ぎたんだよ。ふふふ……」

 そう言って澪は苦痛に顔を歪める唯に笑いかける。それはまるで無邪気な子どもの様な笑顔だった。



 





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