274:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 06:49:58.61 ID:rgrfq0Mm0
和とて、澪と戦い唯の仇を討ちたいと言う思いは当然、抑え切れない程強いものがある。だが所詮、自身は彼女の幼馴染と言う『他人』の域を出ない。肉親のそして『最愛の姉』を失った妹に比べれば如何なるものだと思う。
だから、澪にはああ言ったが、二人で戦う事を決意した時に、憂には澪と戦わせてあげたいと思った。
だが、同時に澪のジーニアスの強さを考えると、憂ですら勝てる保証は無い。勿論、それは紬が相手だとしても同様であるし、和が戦うにしても同じなのだが……。
そんな事を考え耽っている時だった。
憂「和ちゃん……」
和「ど、どうしたの憂?」
不意に声を掛けられ、和ははっと我に返って憂の顔を見返す。
憂はそんな和を見て、その時に見せた彼女らしからぬ表情に、思わず噴き出すがすぐに真顔になって和に自身の『思い』(かんがえ)を切り出す。
憂「和ちゃん。お願いがあるんだ――――」
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