284:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/16(木) 07:02:51.70 ID:rgrfq0Mm0
澪「スルト……『神々の黄昏(ラグナロク)』を終わらせ、世界を一度終わらせた、北欧神話で最も強大な力を誇った炎の巨人族の王……」
澪は改めて和の姿を見る。その眼差しは何処か感慨深げだった。
澪「ふふ。ふはは……ふはははははははは―――――――――――!!面白い!!!面白いよ和!!!!まあスルトならしょうがないな。いいだろう。蝿の王(わたし)の偉大さ(つよさ)を見せてやるよ」
澪は心底楽しそうに哄笑する(わらう)と、彼女もその漆黒の瞳を閉じ、一振りの日本刀。<刀標>『カタリナ』を発現させる。
そしてその黒銀に煌く刀身から禍々しいまでの瘴気が溢れ出すのと同時に、彼女の背中の辺りから、左右対称に大中小の透明かつ白銀色に煌く翅が現れる。
そしてその中の大きな翅の上部には、海賊旗に描かれる様な髑髏とその下に交差する骨が描かれた紋様があった。
そして『それ』は彼女が≪蝿の王≫である事の証明でもあった。
そして二人は対峙する。
ここに悪魔の王と巨人の王との黄昏(たたかい)が始まろうとしていた……。
332Res/270.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。