314:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/20(月) 12:56:44.33 ID:vVfaUcFf0
澪「いや」
澪「雷雲かな――――」
和<!!?>
澪の口調がそれまでの軽々しいものから、幾分重いものに言い変えた瞬間―――
『雷雲』から、和に向かって黒い雷の様なものが放たれ、和は寸での所で、黒光(ソレ)を避ける。
そして、和が寸前までいた場所には、彼女の放った初撃同様、灰色の地面に鋭利且つ巨大な刃物で裂いたかの様な亀裂(クレバス)が奔っていた。
和<黒い…雷……光?が地面を裂いた?……いえ、寧ろ消滅したと言うべきかしら……そもそもただの黒い雷では無さそうね……>
和は得体の知れない、だが、危険極まりない事だけはすぐに判る黒い光(モノ)に、こめかみから冷たい汗を垂らしながら、努めて冷静に分析しようと心掛ける。
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