316:一年中が田上の季節[saga]
2012/02/20(月) 12:59:23.62 ID:vVfaUcFf0
和「……………」
和「ふぅ……自分の標(ブランド)に『カタリナ』と名付け。自分の生み出した雷雲(モノ)に『裁き』なんて文句を付けるなんて……アナタみたいな人の事をね……」
澪「ほぉ。何て言うんだ?」
澪が興味深げに和の次の言葉を待つ。
和「『中二』って言うのよ」
澪「和ァ…………」
和は溜息を吐きながら、澪に「ふぅヤレヤレだぜ」とでも言いたげな表情できっぱりと言い放つ。
澪は和の言葉は勿論の事、溜息交じりに見せた何処か憐れみすら滲ませた、瞳(め)と表情(かお)に更なる屈辱と苛立ちを覚え両肩をわなわなと震わせる。
澪「和ァ……その言葉、後悔させてやるよ!!」
澪は自身にこの『悪魔の王』に対する暴言に尊厳(プライド)をズタズタにされ、怒りに歪んだ貌になり、叫ぶ。
その瞬間。瘴気を大量に含んだ黒い滅却の凶雷が、彼女の精神(こころ)と同調(シンクロ)をする様に、暴れる様に乱れ飛び、その不規則に奔る黒く光る暴虐の奔流は、灰色の大地を建造物を触れるもの全てを消し飛ばし、その地形すら変形させて灰都を更に荒涼としたものに変えていく。
332Res/270.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。