50:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/09/18(日) 17:24:07.31 ID:/cIfgQ+m0
唯「和ちゃん……」
和の言葉に唯の表情(かお)が心が、それまでの暗闇に包まれていたものから、まるで朝日が差し込んだかの様にみるみる明るいものに変わっていく。
澪・紬「………………」
昨日までとは違う和の様子からして、彼女が覚醒し(めざめ)た事を二人は悟る。そして、目覚めた後も唯の側(そば)に付いているという事の意味も瞬時に理解する。
和「ほら、澪、行くわよ。それと唯、また後でね」
そう言うと和は、半ば強引に澪の腕を引っ張る。澪は一瞬、何かを言い掛け抵抗しようとしたが、観念した様に和と共に大人しくそのまま教室を出ていく。
唯「うん。また後でね和ちゃん」
澪達に向けた物とは違う優しく穏やかな和の言葉に、唯は嬉しそうに応え、そして紬に一瞥をくれると、ゆっくりと自分の席に着く。紬はその時に一瞬、唯が見せたドヤ顔に苛立ちを覚えた。
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