過去ログ - 垣根「しょたなおれとー」麦野「お姉さん」
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30:合甘  ◆H0UG3c6kjA
2011/09/14(水) 20:46:05.72 ID:NWt1wMRP0

私は、自分で思っていたより女々しく弱く、脆い女だったようだ。
何て情けない、みっともない、馬鹿みたい…そう思うのに、とめどなく涙は溢れていって止まらない。
後ろから小さくとてとてと可愛らしい足音が聞こえた。
しまった、ていとくんの着替え用意してあげてなかった…そりゃ困るに決まってる。
本当に駄目じゃねぇか、しっかりしろ、麦野沈利。

麦野「っ、ごめ…」

垣根「しじゅり」

麦野「………」

涙で潤んでぼやけた視界では、ていとくんが垣根に見えた、希望が出たのかもしれない、これじゃ幻覚だ。
困ったような顔をして、少し悩んでから、彼は私の頭を抱き寄せた。
それから、『あの日』垣根がそうしたように、私の頭を撫でて、小さく笑った。
違いといえば、今回は『残念そうな』微笑ではなく、『困惑した』微笑だというところか。

垣根「しじゅり、なくな」

『沈利、泣くな』

麦野「う…ひっ、く…うぁ…」

垣根「なにがあったかわかんないけど、だいじょうぶ、なくな」

『何があったかは知らねぇが、大丈夫だ…泣くな』

麦野「………」

垣根「なくと、かわいいかお、だめになる…う?」

『泣いたら、可愛い顔が台無しになっちまう、だろ?』

麦野「何、う…っ…うわぁぁああん!」ぎゅっ

垣根「!?」おろおろ

垣根(慰めたら一層泣かれた…どういうことなの…)

幼い声で慰められていること位わかってる、鼓膜は正常なはずなのに。
それにも関わらず垣根の幻聴が重なって、小さな体躯を抱きしめていた。

関係ない子だと分かってるのに、それでも縋りたくなる私は―――。




☆「おねショタを超えた愛だな」うんうん

エイワス「愛、か…愛を抱いているのは女性の方だけのようだが」

☆「これからショタ…第二位の方も好きになるんだ、私にはわかる」

エイワス「………」

☆「それはそうと、この『おねショタいちゃいちゃ構築プラン☆』を立てるにあたって、参考にした蔵書があるのだよ」

エイワス「蔵書…あまり関係が無いようにも伺えるが」

☆「ちなみにカエルにされた王子様だ」

エイワス「」

☆「麦野沈利がショタを垣根帝督と認識し、唇に接吻する事で魔術は解かれ、垣根帝督は晴れて本来の年齢(21)へと戻れる、麦野沈利と正式に結ばれて所謂ハッピーエンドだ」

エイワス「…私は、君に知識を授けるのをやめた方が良いのか?」

☆「おねショタの良さに君もハマるはずだ。…なかなか良い恋愛模様ともいえなくもない」

エイワス「…君の好きにすると良い、私を飽きさせてくれるな」

☆「それは今後の二人次第、というところか…」


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