過去ログ - 垣根「しょたなおれとー」麦野「お姉さん」
↓
1-
覧
板
20
92
:
合甘
◆H0UG3c6kjA
[saga]
2011/10/20(木) 16:51:41.52 ID:vqdmraGu0
結局結果でいえば一晩中探したにも関わらず、ていとくんを見つける事は出来なかった。
とりあえず第三位によく似た少女がていとくんらしき幼児を抱いて走っていたというから、明日はそこを当たってみようと思う。
少なくとも『暗部』から情報は無いし、『表』側で保護されたんだろう。今は寝ているのかも。
…ていとくんは、本当は私と一緒に居たくないのかもしれない。
そんな考えが自分の中で確立されていってしまうのが酷く不快で、無理矢理寝る為に目を閉じた。
もう辺りは真っ暗だけど、ていとくんが家まで歩いて帰ってきたら笑顔で迎え入れて、抱きしめて慰めよう。
どんな目に遭ったか、遭っているかは解らないけど、どんな状態であれ、私の出来る最大限の優しさで接しよう。
麦野「…寒くないかな」
もし外に居たら凍えてるかも、と思ったら、一睡も出来るはず…無かった。
先程はわざととぼけたが、このガキは数年前俺が殺した『垣根帝督』という男によく似ている。
あの男のこさえたガキにしてはデカ過ぎる、有り得なくは無いかもしれねェが。
そして、先程から妙な視線を感じる。…『滞空回線』だろうか。
仮に理解したところで、俺の能力では何も干渉出来ねェ、ましてや此処に『ピンセット』は無い、つまりは手の打ちようが無い訳なンだが。
非現実的な事を考慮するならば、このガキはあの第二位のクローン、もしくは…復活させられた本人か。
後者の可能性は限りなく低いが、学園都市ならば不可能では無いだろう。何しろ俺の演算能力を『妹達ネットワーク』で復活させた街だ。
かくも恐ろしきは、不可能はほとンど無いと感じさせるこの学園都市そのものだが。
垣根「……」くゆくゆ
一方「…はン、どちらにせよ昔の話だ」
仮に後者のパターンで、このガキが第二位本人だとしても、今すぐ殺害する理由にはならねェ。
打ち止めが自分の意思で保護してきたということは、それ自体がこいつが打ち止めに何も出来ないという事の証明になる。
今日殺せる人間は明日殺せるし、明日殺せる人間は数年後だって殺せる。
…俺がコイツのした事(とはいっても打ち止めや一般人に手を出そうとした事だけだが)を許したいと思うのは、俺が赦されたいからなンだろうと身勝手に想う。
今は、何も知らないフリをしていてもイインじゃないかと、思う。
あの時は否定したが、確かに俺と第二位は、大きな違いこそあれ、底の部分では似ているンだろう。
まったくもって嬉しくない共通点だが。
それにしても。
一方(子供の寝顔は可愛いな、クソ…今の内に写メるか)カシャッ
垣根「んにゃ…」もぞもぞ
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
264Res/140.89 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 垣根「しょたなおれとー」麦野「お姉さん」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1315751020/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice